【要約】
子リスのピックルーは、お母さんとブルーベリー摘みに森に出かけることになりました。ブルーベリーを摘んでいたら、ピックルーはつぎからつぎへと森のなかまたちに出会います。ズアオトリの歌声に歌手もいいなと思い、池の畔のカエルの飛びこむ姿を見て自分も泳ぎたいと思い、マスクラットが家を建てる手伝いをしながら大工さんもいいなと思います。ウサギの走りにランナーを思い、キツネが子ギツネに読み聞かせをしている様子を見て語り手になりたいと思えば、耳をぴんと立てて周りを警戒しているヤギに会ってじぶんも聞き手になりたいと思います。腹ぺこオオカミに遭遇しても逃げずにブルーベリーを差しだしたピックルーの勇気に、オオカミは「大物になるぞ」と言いました。
森のなかでたくさん出会って未来の自分を思い描くピックルーの物語は、幼年童話「どんぐり」文庫の一冊です。
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