【要約】
「シーソーは、ひとりではこげないんだ」
ひとりぼっちのくまのピーは、いっしょにシーソーをこいでくれる相手を待っています。でも、待っているだけでよいのでしょうか。大きなもみの木に後押しされて、シーソー相手を探す旅に出ます。
ピーは、いくつもの場面に直面して、いくつもの感情を体験します。月は太陽を信じて夜と昼をシーソーしていることに感動し、あるいは、怒りっぽいヒステリー男や愚かなもうひとりのくまのアルゴンにがっかりし、カモメになれなかったカモメ鳥やちっぽけな臆病なサギのために温かいまなざしを向けることを覚えます。
いろんなひととの出会いは、ピーになにをもたらすのでしょうか。そして、新しいことに踏みだすには、なにが必要なのでしょう。はたして、シーソーの相手は見つかったのでしょうか。
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