KIRJOJEN PUUTARHA
フィンランド文学情報サイト

 

 tunnus おすすめ作品

Risto Räppääjä ja sitkeä finni    原書名:  Risto Räppääjä ja sitkeä finni
 (リスト・ラッパーヤとしつこいニキビ)
 作者名:  Sinikka Nopola, 1953~ & Tiina Nopola, 1955~
 シニッカ・ノポラ&ティーナ・ノポラ
 出版社 / 年:  TAMMI / 2003
 ページ数:  96
 ISBN:  9513127729
 分類:  児童小説
 備考:  2004年度プラッタ賞受賞作
 Risto Räppääjä ja viimeinen tötterö
 Miksi emme totu pystyasentoon
 Risto Räppääjä ja villi kone
 Risto Räppääjä ja kauhea makkara
 Risto Räppääjä ja komea Kullervo
 Risto Räppääjä ja Hilpuri Tilli
 Risto Räppääjä ja Nuudelipää
 Risto Räppääjä ja pakastaja-Elvi
 TV2のアニメーション情報

【要約】

わずか11歳でニキビができた・・・と心配になったラウハおばさんは、リストを病院へ連れていきます。おばさんの心配に拍車をかけたのは、エルヴィおばさんからの一通の手紙でした。どうやら、週末に"リストの練習の成果"をチェックしに訪ねてくるというのです。衛生管理に手厳しいエルヴィおばさんが来る前に、どうしてもニキビを治したいのですが、家庭の医学を引いて手を尽くしてみますがなかなか治りません。ブランコに乗って患部を乾燥させたり、ついにはハサミで切り取ろうとしたり、リストにとっても大きな悩みの種となってしまいました。とくにガールフレンドのネッリには知られたくないため、必死でニキビを隠そうとするのですが、うっかりラウハおばさんがバラしてしまいます。しかも、奇妙にも伸び縮みするニキビに一同は驚きを隠せません。ニキビの運命ははたしていかに・・・。

そんなニキビ騒動の最中、とうとうエルヴィおばさんがやって来ました。ラウハおばさんをはじめ、リストもネッリもミスター・リンドベリも、これから始まる衛生チェックに浮かない表情です。エルヴィおばさんを追い返すために、みんなで「泥棒で追い返そう」作戦を決行することになります。エルヴィおばさんの嫌いな泥棒役に大抜擢されたミスター・リンドベリは任務遂行できたのでしょうか。また、エルヴィおばさんの言っていた"練習"とはいったいなんのことなのでしょう?ハチャメチャ冒険物語「リスト・ラッパーヤ」シリーズ第6弾。

【抜粋訳: p.96】

リストのニキビラップ

それは 有害 厚い 小さい しつこい
それは しこり くぼみ うんざり キツい
それは 怖い 汚い 醜い 悪意
それは ぼんやり どんより でっぷり きっちり
それは 若い 古い 赤い むかつく
それは ふざけて 敏感 めざとく 緑
それは かさかさ ハズい ぱりぱり ぺったんこ

それは それは それは それは・・・ニキビ!

文/訳 末延弘子 シニッカ・ノポラ&ティーナ・ノポラ著『リスト・ラッパーヤとしつこいニキビ』(2003)より


おすすめ作品の目次へ ▲このページのトップへもどる