【要約】
シーリは明るくておちゃめな女の子。ひとりっ子のシーリは、遊び仲間がほしくてたまりません。今日はお隣のオット三兄弟(ちびオット、まんなかオット、おおきいオット)の末っ子のちびオットの誕生日。シーリの手づくりのチェーンのキーホルダーをプレゼントしようと、胸を弾ませながらオット三兄弟の家に急ぎます。
ところが、そこで待っていたのは、泥だらけの女の子のケルットゥでした。オット三兄弟のいとこだというケルットゥは、ぬかるみで飛び跳ねたり、砂場にごろごろ転がったり、お誕生日会のご馳走のミートボールをがつがつほおばったりと、好き勝手にふるまいます。
ぼさぼさ頭にだぼだぼ服のケルットゥと楽しそうに遊ぶオット三兄弟を見て、友だちがいなくなったと悲しむシーリは、ある決断をします。ケルットゥのように顔を黒くして、上着に泥をぬって、オット三兄弟をとりもどそすことに決めました。
はたして、シーリとケルットゥは仲よくなれるのでしょうか?
「麦わらぼうしのヘイナとフェルト靴のトッス」シリーズでおなじみのティーナ・ノポラの「シーリ」シリーズ第3作目。ほかに、『Siiri ja kolme Ottoa(シーリとオット三兄弟)』(2002)、『Siiri ja yläkerran Onni(シーリと2階のオンニ)』(2003)、『Siiri ja kamala possu(シーリとかわいそうなブタ)』(2005)があります。
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