やんちゃなフェルト靴のトッスは、小学一年生になりました。学校にあがって仲間はたくさん増えましたが、みんなと仲よくなれません。パパのマッティ、ママのハンナ、姉の麦わら帽子のヘイナには内緒で、トッスは学校をサボって、自然のなかでのびのびと"スキップ時間"を楽しみます。
あるとき、トッスは足の不自由なフェルトマキおばあさんにかわって、大きな犬のエルサの散歩係をすることになりました。ところが、ちょっと楽しみすぎて、大きな事件に巻きこまれることに・・・。事件には、前作「トルスティは名探偵」で指名手配中の大泥棒の鉄梃サロネンがどうやら絡んでいる様子です。
トッスとヘイナと大きいエルサが事件の解決に大活躍する第3弾は、フィンランドの冬が舞台です。(末延弘子訳 講談社青い鳥文庫より11月15日刊行)
【邦訳情報】
作者名:シニッカ・ノポラ&ティーナ・ノポラ
邦訳名:『大きいエルサと大事件 ヘイナとトッスの物語3』
翻訳者:末延弘子(2007年度フィンランド政府外国人翻訳賞受賞者)
挿 絵:佐古百美
出版社:講談社(青い鳥文庫-11月15日刊行)
【原作情報】
作者名:Sinikka Nopola & Tiina Nopola
作品名:Heinähattu, Vilttitossu ja Iso Elsa.
出版社:Tammi
初版年:2003年
ISBN :951-31-0926-7
【その他】
邦訳の第一作『麦わら帽子のヘイナとフェルト靴のトッス ―なぞのいたずら犯人―』についてはこちらで、第二作『トルスティは名探偵 ヘイナとトッスの物語2』についてはこちらでご参照ください。また、『麦わら帽子のヘイナとフェルト靴のトッスとルーベンス兄弟」については、 『おすすめ作品7』で紹介しています。こちらもご観覧ください。
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