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【要約】
こけもものゆびから、なにが生まれ、なにが伝わるの?あかちゃんにとって、この瞬間がすべて。だからこそ、どんなに小さなものも、どんなに些細な出来事も、あかちゃんが関わるすべては、楽しくて、謎めいて、意味でいっぱいなのです。あかちゃんから溢れだす驚きと喜びを、ヴェンホは言葉に解き放ち、軽快な韻律に乗せました。
【抜粋訳】
みつけたもの
窓の下の つぼのなかから ギターの弦を いっぽん みつけた おうちのなかから 羽根を いっぽん みつけた
この大きなせかいから つばさのようなきもちを みつけた ポッケのなかに しあわせの種を ひとつぶ みつけた
文/訳 末延弘子 ヨハンナ・ヴェンホ著『こけもものゆび』(2006)より
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