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Tatun ja Patun oudot kojeet    原書名:  Tatun ja Patun oudot kojeet
 (タトゥとパトゥのキテレツマシーン)
 作者名:  Aino Havukainen, 1968~ & Sami Toivonen, 1971~
 アイノ・ハヴカイネン&サミ・トイヴォネン
 出版社 / 年:  OTAVA / 2005
 ページ数:  30
 ISBN:  9511200844
 分類:  絵本
 備考:  Tatu ja Patu Helsingissä

【要約】

いっぷう変わった風習や習慣をもつ"ヘンチクリン"に住んでいるタトゥとパトゥ兄弟。ふたりは、キテレツだけど、とっても便利な機械を発明しました。マイクロ繊維でつくったフィット感のある「一体型おそうじ服」を使えば、やっかいなそうじもラクラクです。キライなものやアレルギー反応のある食べ物を認識する「たべられないものセンサー」や、15の機能をそなえた「マルチメガネ」は使い勝手もよさそう。かわり映えのない景色に飽きたら「風景ボール」をすっぽりかぶって気分転換したり、アリやノミといった小さな生き物たちの手となり足となる「ちょこちょこ手先」でいい気分になったり、人ごみのなかで迷子にならないように「人ごみ救助ベスト」を着用したり、「増毛セット」で大人の気分を味わったり。

タトゥとパトゥは14のキテレツマシーンを考案し、わかりやすく実践してくれています。ふたりのおかしなカラクリ発明物語に、ひらめきをもらえそうです。「タトゥとパトゥ」シリーズ第三弾。

【抜粋訳:pp.4-5, pp.28-29】

おでかけ準備マシーン

ベッドから起きるのも、朝の支度をするのも、なかなかおっくうなときがあります。ふとんを頭からかぶって、もう一度眠りたいときでも、朝ごはんを食べて、歯みがきをして、服に着がえなくてはいけません。そういうときは、「おでかけ準備マシーン」を使って、ラクチンに一日をスタートさせましょう。いろいろなコース(たとえば、「20秒の平日コース」とか「ゆっくりリラックスコース」とか)が選べますから。じぶんに合ったものをどうぞ。

モラン退治スティック

暗いすみっこには、わりとびくびくするものです。オバケのモランなんていないって、みんな知っているけれど、「モラン退治スティック」でたしかめておく必要があります。このスティックは、ひとりでも簡単につくれますし、モラン退治以外の調査にも利用できます。

モラン退治スティックに必要なもの
じょうぶな持ち手、懐中電灯用の電池、懐中電灯、自転車のベル、にんにく(必要であれば)、ガチャガチャうるさい道具、ピカピカ光るもの、モラン対策かかし。

文/訳 末延弘子 『タトゥとパトゥのキテレツマシーン』(2005)より


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