【要約】
「ぼく、つぼみ野原のヴィウヴィウ。ともだちになってくれる?」
「あたしは、クンプ谷のポンポン。よろしくね」
まあるいおうちに住むうさぎのポンポンちゃん。おばけがいるという、こだまのお山のむこうにある苔の森にちょっと冒険します。道なりに生えた綿あめをおべんとうに、いざ出発。
苔の森のくねった道に帳が降りて、なにかが起こりそうな予感。ポンポンちゃんの胸も、期待と不安でふくらみます。
ほんとうにおばけはいるのかな。おばけはとってもこわいのかしら。夜の苔の森で出会った、ちっちゃな生きものヴィウヴィウってだあれ?
ポンポンちゃんが、あたらしいおともだちを見つけるあたたかい冒険のお話は、フィンランドのファッションブランド「ナンソ」の服飾デザイナーとして活躍するニナ・ピルホネンの初めての絵本です。
日本のキティちゃんからもインスピレーションを受けたというピルホネンの平面的な絵に想像力が働き、表紙裏に描かれたクンプ谷と苔の森の地図に読者はこちらからむこうの世界へ足を踏み入れます。(
1歳から)
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