【要約】

家族に赤ちゃんが生まれたら？赤ちゃんの一日って一体どんなもの？ 赤ちゃんのアルミは、食べて眠って笑って動いて、赤ちゃんなりに大忙し。パパとママとおねえちゃんに愛されてすくすく育つアルミの幸福物語です。

大胆な配色とレイアウト、そしてパワフルで自由奔放な線が特徴的で、本書は「絵本2000」コンペで一等を受賞しました。ウサギに扮した赤ちゃんの一日や赤ちゃんができた快活で幸福な家族の日常を楽しく描いた絵本「アルミ」シリーズ（2000～）は、ほかに『アルミ、二歳になる（Armi on kaksi vuotta）』（2001）、『アルミはちっちゃな馬のりさん（Armi, pieni hevostyttö）』（2002）、『アルミとペンギン保育園（Armi ja pingviinin päiväkoti）』（2004）があります。2002年には、今までにない視覚的に鮮やかなタッチで、子どもの創造性を育む絵本やイラストを残してきたウーシタロに、子ども文化政府賞が贈られました。

【抜粋訳: pp.18-19, pp.30-31】

ゴムのぞうさんは　アルミのたからものです。
アルミは　わたしたちの"たからもの"です。

アルミは　夜が　いちばんたのしみです。
だって　かぞくみんなが　家にいるからです。

文/訳　末延弘子　リーッタ・ウーシタロ　文・絵『アルミはあかちゃん』（2000）より