【要約】
おねぼうノクスがベッドのなかでごろごろしながら思うこと。
「きょうのおてんきどんなかな?」
朝ごはんを作りながら、歯みがきしながら、トイレに座りながら思うこと。
「きょうのおてんきどんなかな?」
雨かな、雪かな、嵐かな。
大きなパンくず飛んできた。
「あられかな」
サンドイッチをのどに詰まらせ咳きこんだ。
「あらしかも」
やけに静かな歯みがきタイム。
「雪かもね」
アヒルのノクスが、ミツバチの友だちのヌピにせかされて、今日の天気のことを想像しながら朝の支度を整えます。ベッドから起きて、ごはんを食べて、歯みがきして、トイレに行って、着がえるまでの楽しい時間が、コミカルに描かれた「ノクスとヌピ」シリーズ第一弾。
アニメーターとして活躍しているミッコ・クンナスらしく、ヌピの吹き出しやユーモラスな音喩も、絵本に弾みをつけています。同シリーズは、『ノクスもおてつだい(Noksu auttaa)』(2004)、『ノクスおいしゃさんへいく(Jopas sattui, Noksu)』(2005)、『おでかけしたらひらめいた(Noksu kulkee ja keksii)』(2006)が刊行されています。
|