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【要約】
ここに座る。石の隣に。石がそこに在るために。しかし、なぜ石なのか。名づけられようとおもねず、ただ在る。ただそこに在り、それだけで、いかに自らを充たしていることだろう。すべてはイメージのようなものであり、抽象されたものである。充たしているものは無である。生とは、今ここに在る、現在だろう。一人では誰でもない。誰かで在るときにはもう、私たちは考えている。
【抜粋訳】
詩人は哲学者のようなもの 現実が私たちのなかで形成する 意味、それを試みる
人間は葉っぱのようなもの 風に吹かれて 行ったり来たり
文/訳 末延弘子 アキ・サルメラ著『無の周り』(2008)より
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