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Veera ja maatalon elä imet    原書名:  Veera ja maatalon eläimet
 (ヴェーラと農場のどうぶつたち)
 作者名:  Aino Havukainen, 1968~ & Sami Toivonen, 1971~
 アイノ・ハヴカイネ&サミ・トイヴォネン
 出版社 / 年:  OTAVA / 2001
 ページ数:  28
 ISBN:  9511174487
 分類:  絵本
 備考:

【要約】

「ヴェーラ」シリーズの3作目ではヴェーラは農場の動物たちの生活を体験します。"ヘンチクリン"の住人であるタトゥとパトゥも農場見学に参加して、鶏舎から羊小屋へ、豚小屋から馬小屋へ、動物たちの動作に3人の好奇心もうずうずしてきます。農場の"奇妙な"器具にも驚きを隠せません。馬小屋では装蹄作業に感心し、牛舎では乳搾りに初体験し、3人はとってもご満悦。

「ヴェーラ」シリーズは、ほかに『ヴェーラ、お医者さんに行く(Veera lä ä kärissä)』(1999)、『ヴェーラと乗り物(Veera ja menopelit)』(2000)、『ヴェーラのクッキング(Veeran keittiöpuuhat)』(2002)などがあります。

【抜粋訳: pp.13-15】

ブタには好き嫌いがほとんどありません。なかでも大好物は穀物とじゃがいもです。

「ぼくが今たべてるサンドイッチも好きそうだよ」と、パトゥが気づいて言いました。

ブタの鼻は匂いをよくかぎわけます。土のなかからごちそうを鼻でほじくり当てます。ブタは泥にごろんところがるのが大好きです。そうやって体を冷やして、体についた小さな虫を追いだします。

「あれをやってみるのも楽しそうだね」と、タトゥは乗り気です。

「でも、ほかのどうぶつも見てみましょうよ。ウシに会えるかもよ」と、ヴェーラが急かして言いました。

文/訳 末延弘子 アイノ・ハヴカイネン&サミ・トイヴォネン著『ヴェーラと農場のどうぶつたち』(2004)より


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