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Noksu ja päivän sää    原書名:  Noksu ja päivän sää
 (ノクスとヌピ きょうのおてんきどんなかな)
 作者名:  Mikko Kunnas
 ミッコ・クンナス
 出版社 / 年:  WSOY / 2003
 ページ数:  24
 ISBN:  9789510282960
 分類:  絵本
 備考:  

【要約】

 おねぼうノクスがベッドのなかでごろごろしながら思うこと。
「きょうのおてんきどんなかな?」
 朝ごはんを作りながら、歯みがきしながら、トイレに座りながら思うこと。
「きょうのおてんきどんなかな?」
 雨かな、雪かな、嵐かな。
 大きなパンくず飛んできた。
「あられかな」
 サンドイッチをのどに詰まらせ咳きこんだ。
「あらしかも」
 やけに静かな歯みがきタイム。
「雪かもね」

アヒルのノクスが、ミツバチの友だちのヌピにせかされて、今日の天気のことを想像しながら朝の支度を整えます。ベッドから起きて、ごはんを食べて、歯みがきして、トイレに行って、着がえるまでの楽しい時間が、コミカルに描かれた「ノクスとヌピ」シリーズ第一弾。

アニメーターとして活躍しているミッコ・クンナスらしく、ヌピの吹き出しやユーモラスな音喩も、絵本に弾みをつけています。同シリーズは、『ノクスもおてつだい(Noksu auttaa)』(2004)、『ノクスおいしゃさんへいく(Jopas sattui, Noksu)』(2005)、『おでかけしたらひらめいた(Noksu kulkee ja keksii)』(2006)が刊行されています。

【抜粋訳】

 ノクスのおなかはぺっこぺこ。おおきなサンドイッチをつくりました。
 ぱくっと食べたら、のどにつっかえ、ゲホゲホゴホン。
「そうだ、外はあらしかも」ノクスはかんがえました。
 風はビュウビュウ
 かみなりゴロゴロ
 いなずまピカピカ
 だったら、おとなしく家にいよう。

文/訳 末延弘子 ミッコ・クンナス著『ノクスとヌピ きょうのおてんきどんなかな』(2003)より


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