【要約】
待ちに待った夏休みが始まりました。ミッラはママと遊園地に行くはずでした。ところが、ママは着ていくものがなくてその場にバタンと倒れてしまったのです。上の階のお医者さんから安静にするようにと言われ、ミッラはがっかり。そんなミッラの目の前に妖精が現れて、ミッラに魔法の袋を手わたしました。魔法の袋は、ほしいものをどんどん増やしてくれるというのです。ママのクローゼットに入れるつもりが、服と一緒に洗濯かごにうっかり置き忘れてしまいました。おかげで、せっかく元気になったママも、洗っても洗ってもいっこうに減らない洗濯物に追われることに。やることがどんどん増えて、処理しきれなくなってゆく日々に、みんなてんてこ舞いです。パパもお休みをとって洗濯紐を増やし、おばあちゃんまでお手伝いにやって来て、ついに洗濯機は壊れてしまいました。
洗濯かごはリサイクルボックスに入れて、ようやく洗う物から自由になります。クローゼットには服は一着も増えていないけれど、「なかがキレイっていちばんたいせつね」とママは言って、ミッラと遊園地へ出かけるのでした。
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