【要約】
目を瞑って見る夢が冒険にみちたおとぎ話だったら、あなたはどうしますか?
冒険者のマントをはおった少年は、おとぎの世界をさまようことになります。そこで出会う動物たちとの触れあいは、少年の心に感情の波を呼びおこします。
オオカミのように堂々と胸をはって。
キツネに負けずに目を据えて。
ハリネズミのようにぽろぽろ泣いて。
だいすきなウサギを想って大空を仰いで。
アザラシのように安らぎを感じて。
子どもの心に芽生えた、怒り、悲しみ、恐れ、愛しさという情感が、おとぎ話のように巧みに語られ、その起伏をヴィルピ・タルヴィティエ(Virpi Talvitie)の光彩あふれるイラストが鮮やかに描き出しています。
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