【大きなクマのタハマパー ◆ 家をたてるのまき ◆】
ハンネレ・フオヴィ 著『Suurkontio Tahmapää rakentaa』(Tammi, 2008)の邦訳版『大きなクマのタハマパー ◆ 家をたてるのまき ◆』(訳 末延弘子, 絵 いたや さとし)がひさかたチャイルドより刊行されました。
ハンネレ・フオヴィ (Hannele Huovi, 1949-)は、フィンランドを代表する現代児童作家で、童話、ヤングアダルト小説、児童小説、児童詩、童謡なども手がけ、ヨーロッパを中心に海外にも翻訳されています。長年、教科用図書の制作に取り組み、また、教育番組に脚本を書き下ろすなど、言葉の美しさには定評があります。
精緻な観察眼で物語の世界を描き、生と自然への愛情と温かみを感じる文章、そして情緒ある語り口が特徴です。フィンランド政府賞、トペリウス賞、プロフィンランディアメダルといった国内での受賞を始め、『羽根の鎖』(邦訳2006)などの作品が国際アンデルセン大賞候補に何度もあがり、IBBYオナーリスト賞を獲得するなど、世界的にも評価は高い作家です。興味のある方々は、是非ハンネレの作品に親しんでください。
【本作品のあらすじ】
「大きなクマのタハマパーは、森のなかまたちの力をかりて、新しい家をたてることにしました。リスのタンピ、ハリネズミのヴェイッコ、ハラジカのイーロ。みんなタハマパーの友だちです。ときどきはけんかするけれど、おたがいのちがいをしっているから、すぐになかなおり。さて、どんな家ができたのでしょうか?」
【作品情報】
作 者: ハンネレ・フオヴ
挿 絵: いたや さとし
訳 者: 末延弘子
出版社: ひさかたチャイルド
発行日: 2010年3月
【その他の情報】
追加情報
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