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絵本の読み聞かせではぐくむ問題解決力

世界の文学フィンランド

【絵本の読み聞かせではぐくむ問題解決力】

東京新聞(2月12日 夕刊)の文化面「世界の文学」に本サイトのスタッフの記事「絵本の読み聞かせではぐくむ問題解決力」が掲載されました。

P.フランツォン著の『悲しみの長靴』(2006)とM. ハルヤンネ著の『ミントの楽しみ』(2006)の2つの絵本を取り上げながら、「課題に直面する子供」と「子供を見守る両親」の関係を論じています。また、「絵本の親子関係」とフィンランドの「教師と生徒の関係」の類似性についても言及しています。

フィンランドは、OECD(経済協力開発機構)の国際学力到達度調査(PISA)で上位を占め、ここ数年教育関係者の注目を集めています。子供の自主性を尊重し、自由な発想をさせることで、フィンランドの子供たちが得意とする問題解決能力が養われています。これらの絵本を読むとフィンランドの子供たちは既に入学前に学校で学ぶ教育の一端を体験しているかのようです。

フィンランドの両親がするように子供に絵本を読んで「おまえならどうする?」と聞いてあげることも、問題解決能力を養う土台になっているのかもしれません。


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