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 Le prix européen de littérature 2007

【Le prix européen de littérature】

Bo Carpelan 2007年度のLe prix européen de littérature賞が先月発表され、フィンランドのボ・カルペラン(Bo Carpelan, 1926-)が受賞しました。この賞は、ヨーロッパ各地域で活躍する作家やその作品の認知度を高め、ヨーロッパが一体となってヨーロッパの文化を世界にアピールするために昨年設けられました。第一回の受賞者(2006年度)は、スペイン人の詩人アントニオ・ガモネーダ(Antonio Gamoneda, 1931-)です。

第二回目の受賞者となったボ・カルペランは、フィンランドの詩人、小説家です。日常の些細な出来事を瞬間写真のように描いた詩集『冷たい日』(Viileä päivä, 1961)を始めとする多くの詩集を著し、戦後のフィンランドにおける代表的なスウェーデン語詩人となりました。作品は多岐にわたり、詩集では、『庭』(Garden, 1969)や『余白』(Marginalia, 1984)、小説では『アクセル』(Axel, 1986)など、児童小説では『島のアンダース』(Anders pa ön, 1959)があります。


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