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 ミカエル・アグリコラ没後450年-Agricola 2007

Mikael Agricola 【ミカエル・アグリコラとは?】

ミカエル・アグリコラ(Mikael Agricola, 1510頃-1557)とは、トゥルクの司教(主教)であり、フィンランドの文化の礎を築いた人物です。トゥルクの大聖堂の前に銅像があるので見たことがある方も多いと思います。

彼は宗教改革者であり、新約聖書のフィンランド語訳を手がけた人物として有名ですが、それだけではなく、言語の面ではフィンランド語の文語や正書法の基礎を築き、文学の面でも宗教関連書物の翻訳家としてフィンランド語文学の発展に貢献しました。更に彼は、スウェーデンとロシア間の仲裁役を努めていた平和主義者の一面もありました(平和調停の帰途で亡くなっています)。

(アグリコラについては、こちらに簡単にまとめています。ご参考にしてください)

【Agricola 2007】

アグリコラは、1557年4月9日にこの世を去りました。本年は彼の没後450年にあたります。アグリコラの業績を讃えて、今年フィンランドでは彼に関するイベントが行われます(イベント情報はこちら)。既にその一環として記念切手も発売(2007/3/5)され、4月10日には記念コインも発売されるようです。その他、アグリコラ没後450年記念に関する情報は、トゥルク大学が作製したサイト「Agricola 2007」に詳しく掲載されています。ご覧下さい。

【旅行記:Agricola生誕の地】

2005年の5月にミカエル・アグリコラの生誕の地 Pernajaを訪れました。観光地ではありませんので、周辺は閑散としたところでした。その静けさの中に、ひっそりとアグリコラの記念碑がありました。フィンランドの文芸文化を学んだ私たちにとっては、一度は訪れておきたい聖地でした。Pernajaについては、こちらをご覧下さい。


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