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2006年度のストゥーラエンソ・ヴァウルカウス児童文学賞が発表されました。今年度は、トゥーリア・アホ（Tuulia Aho, 1952-）のファンタジー小説『クイッカ族の少女スルカの冒険』(Kuikansulka, WSOY 2005)が受賞し、 3500ユーロが賞金として与えられました。
小説の内容は、クイッカ族に伝わる｢魔法の布切れ｣が盗まれてしまうところからはじまります。この｢魔法の布切れ｣は、タイムマシンのように過去と未来を見通す不思議な力を持っています。この｢布切れ｣が悪の手に渡ってしまったら大変です。クイッカ族の少女スルカは、この｢魔法の布切れ｣を取り戻すために冒険の世界に足を踏み入れます。
神話的な世界の中で繰り広げられる少女スルカの冒険。登場人物も個性豊かで、程よい緊張感を子供に抱かせる作品となっています。
ストゥーラエンソ・ヴァウルカウス児童文学賞について、また過去の受賞者一覧は、こちらを参照してください。
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