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アルヴィッド・リュデッケン賞 タパニ・バッグへ

Kylässä

フィンランド語およびスウェーデン語で書かれた芸術的に秀逸な子どもの本(童話、物語、詩、児童書)に対し、毎年フィンランド児童作家団体より贈られるアルヴィッド・リュデッケン賞の2005年度の受賞者にタパニ・バッグ(Tapani Bagge)が選ばれました。

受賞作となった児童小説『Kylässä(遊びに)』(Tammi, 2005)は、タパニが書き続けているカイサという主人公の女の子が登場するシリーズの三作目にあたります。今回の本の中でカイサは、マンションの管理人が住む屋根裏部屋に友達と探検に行ったり、お父さんと一緒に酪農場へ行ったりといろんな所へ遊びに出かけます。その中で、人との付き合い方、人間関係そのた諸々を学習します。その内容と、またとても読みやすい文体で、愉快なことばもちらほら顔をのぞかせているなどの点が、子どもが読む本として高く評価を受けた理由になっています。

【アルヴィッド・リュデッケン賞】

アルヴィッド・リュデッケン賞の過去の受賞者についてはこちらを参照して下さい。


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