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とくTalk(徳大広報 NO.121)にレーナ・クルーンが!!

とくTalk NO.121

徳島大学の広報誌「とくTalk」(NO.121 OCTBER 2005 秋号)が先ごろ発行されました。この冊子は、徳島大学広報委員会が編集を行い、学内の情報を広く学外に伝える役割を担っています。本号の特集は「徳島大学の教育力」で、徳島大学で実践している「魅力ある授業」が取り上げられています。

その中に「研究室へようこそ」という学生にインタビューする項目(p.7-8)があります。今回「生きた文学を行かせる人生」というタイトルで、同大学総合科学部人間社会学科の学生さんが自らが参加しているゼミの様子や読書にたいする考え方をレポートしています。その生徒さんの読書についての考え方が示されている箇所に、本サイトで取り上げたレーナ・クルーンの文学にたいする考え方が引用の形で紹介されました。

これまでフィンランドの作家の考え方が、このような形で取り上げることはありませんでした。その意味でも本サイトがフィンランドの文学・作家の情報の発信源として少しでもお役に立てたことをスタッフ一同喜ばしく思っております。徳島大学広報委員会をはじめ関係者の方々に感謝申し上げます。

【引用部分:レーナ・クルーン訪日講演より】

「文学は何を私に教えてくれたのか、ということです。私が文学から学んだこと、それは、人の生は取るに足らないものではない、ということです。人が成すことも、人が成す行為も、自分と無関係ではないのです。文学は、無関心や不熱心や無頓着と闘っています。人間という個体は短命で小さな現象ですが、人が与える意義や担う意義というのは小さくはありません。それは、人が選択したり行動したり言葉を発したりするうえでも存在し、あらゆる瑣末な日常の中においても、その意義自体においても存在するものなのです」(詳細は本サイトのこちらをご覧ください)

【徳島大学の広報誌「とくTalk」についての情報】

発行:徳島大学広報委員会
サイト:http:// www.tokushima-u-ac.jp


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