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『マッティとワニ』が児童図書フクロウ賞を受賞

Matti ja krokotiili

『マッティとワニ』が児童図書フクロウ賞を受賞

2010年度の児童図書フクロウ賞(Lastenkirjapöllö-palkinto)の受賞作品にハンヌ・タイナ(Hannu Taina, 1941-)の『マッティとワニ』(Matti ja krokotiili, Otava 1992)が選ばれました。フィンランドの書店財団が主催しているこの児童文学賞は、出版して10年を経過した作品の中から現在まで広く読み継がれている児童書籍を選出します。

受賞作品の『マッティとワニ』は、グラフィックデザイナーや挿絵画家として活躍するハンヌ・タイナが児童絵本作家として1992年に最初に手がけた絵本です。主人公の少年マッティは、色々なことを頭の中で想像します。そして、自分の考えたことについて両親に語ります。とても素敵な両親はマッティの話に耳を傾けますが、マッティの想像の世界を全てを理解することはできません。そこで、マッティはペットのワニを話し相手とするようになります。ワニは、マッティの話を全て理解してくれるのでした。


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