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2008年度フィンランディア・ジュニア賞の受賞者

フィンランディア・ジュニア賞

【2008年度フィンランディア・ジュニア賞の受賞者】

2008年度フィンランディア・ジュニア賞の受賞者が11月27日に発表されました。今年度は、エスコ=ペッカ・ティーティネン(Esko-Pekka Tiitinen, 1956)の『Villapäät(ヴィッラパート)』(2008, Tammi)が受賞しました。

『Villapäät』は、15歳のティンッパが東フィンランドの小さな町に引っ越すところから始まります。引越しによってティンッパは、なれない環境に何もやる気をなくしてしまいます。しかし、あるとき音楽の授業の時に先生がティンッパにギターを手渡します。そして友達と一緒に演奏をするように頼みました。この機会を境にティンッパの生活に活気が戻ってきます。ティンッパは(この本のタイトルとなっている)「Villapäät」というバンドを友達と結成します。バンドには更に仲間が加わり、赤十字のイベントで演奏をするために準備に取り掛かるのです。

Finlandia Junior -palkinto

フィンランディア・ジュニア賞は、1997年に設立された同賞は、フィンランド書籍財団より、功績を上げた児童文学に贈られる文学賞。 賞金は30,000ユーロ。フィンランディア賞と同じく、毎年、設置された選考委員会より6作品が受賞候補として挙げられ、最終的には一名が受賞する。過去の受賞者


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