Hella Wuolijoki

ヘッラ・ヴオリヨキ
(Hella Wuolijoki, 本名Hella Murrik, 1886-1954)

フィンランドの女流劇作家。元来はエストニア人であるが、留学先のフィンランドで多くの劇作を著す。特に、ニスカブオリという田舎で暮らす人々の人間模様を滑稽に描いた「ニスカブオリ」連続劇作で好評を博した。同シリーズには、『ニスカブオリの女たち』(Niskavuoren naiset, 1936)、『ニスカブオリのパン』(Niskavuoren leipä, 1939)、『どうする、ニスカブオリ』(Entäs nyt Niskavuori, 1953)や『ニスカブオリの女主人』(Niskavuoren emäntä,1940)などがある。