Mika Waltari

ミカ・ワルタリ
(Mika Waltari, 1908-1979)

フィンランドの小説家、劇作家、詩人。第一次世界大戦後の社会と未来への展望を描いた小説『遥かなる私の想い』(Suuri illusioni, 1928)で、文壇での地位を確立する。その後、古代エジプトを舞台に、自我と葛藤する医師シヌへの人生を描いた小説『エジプト人シヌへ』(Sinuhe, egyptiläinen, 1945)で国際的に高い評価を得る。また、フィンランド国内では『パルム警部の誤算』(Komisario Palmun erehdys, 1940)などの作品で推理小説家としても親しまれている。