カティヤ・トゥキアイネン (Katja Tukiainen, 1969-)

フィンランドを代表する女性漫画家、挿絵画家、絵本作家。ヘルシンキ芸術デザイン大学修了。漫画『おんなのこの遊び』に始まり、児童書の挿絵(サリ・ペルトニエミ著「探検家鼻・キャベツ」シリーズやタパニ・バッグ著「カイサちゃん」シリーズ)も手がけるなど、幅広く活躍している。シニカルながらも人間味あふれる描写が特徴である。2003年にフィンランド漫画協会よりプーパー帽賞を、また、現代の映像文化とともにありながらも芸術としての漫画作品が評価され、2007年に漫画家として初めてデザイン政府賞を受賞した。