Zachris Topelius

ザクリス・トペリウス
(Zachris Topelius, 1818-1898)

フィンランドの歴史小説家、童話作家、詩人、劇作家、大学教授。新聞記者時代から歴史小説を連載し、フィンランド人の立場からスウェーデンの歴史(1631年のブレイテンフェルドの戦い)を語った代表作『軍医物語1-5』(Fältskärns berättelser I-V, 1851-66)で歴史小説家としての地位を確立し、「国民的歴史学者」と称される。また、童話作家としても『子供のための読み物1-8』(Läsning för barn I-VIII, 1865-96)など多くの童話集を著し、「童話のおじさん」とも呼称されている。その他に、詩集『ヒースの花』(Ljungblommor, 1845)や歌劇『カール大帝の狩猟(Kung Carls jakt, 1852)などを著している。