カトリ・タポラ
(Katri Tapola, 1961-)

フィンランドの女流作家。出版社などの編集者や司書を経て作家に転身。小説や児童書を数多く手がけ、人物の内面世界や繊細な心の襞を描写することに長けている。代表作として、小説『グレタのきもち(Kalpeat tytöt)』(1998)、『家のなかの別世界(Näiden seinien sisällä me emme näy)』(2002)、絵本『マントをはおって見る夢は(Satu joka oli totta)』(2004)などがある。1998年にヘルシンギン・サノマット文学賞を受賞。