ヨハンナ・シニサロ
広告業界でのサラリーマン時代に、フィンランドの最優秀SFファンタジー作品に与えられるアトロックス賞(通算6回)を受賞し、作家へ転身する。小説のほかにラジオやテレビ脚本などを精力的にてがけ、2000年には、処女小説『天使は森へ消えた(Ennen päivänlaskua ei voi)』(邦訳2002年)でフィンランディア賞を受賞し、数々の外国語に翻訳され注目を浴びる。伝説や神話を背景として巧みに取り入れながら、フェミニズム的な観点から社会における女性の立場や現代社会の問題を幻想的なタッチで迫る。 |