セイタ・パルッコラ
(Seita Parkkola, 1971-)

児童作家。大学で、文学、文化研究、理論哲学、女性学研究を学ぶ。現在、トゥルク・カルチャーセンターにて、子どもたちに創作や表現を教えている。ヤングアダルト小説『ヴィーマ(Viima)』(2006)では、学校のシステムや大人の思惑に縛られた子どもたちが、ほんとうの自由を求めて反旗を翻す。非行少年ヴィーマから見えた現実が、もうひとつの現実であることを実感させる同作品は、フィンランディア・ジュニア賞候補にあがった。