Johan Ludvig Runeberg

ヨハン・ルドヴィグ・ルーネベリ
(Johan Ludvig Runeberg, 1804-1877)

フィンランドの詩人。フィンランドの民衆や自然を描写した処女詩集『詩』(Dikter, 1830)や、小叙事詩『大鹿の狩猟者たち』(Elgskyttarne, 1832)により文壇での地位を確立し、「国民的詩人」と称される。また、フィンランド人の視点で綴った政治的な物語詩『旗手ストールの物語1-2』(Fänrik Stals sägner I-II, 1846, 60)は、スウェーデンとロシアがフィンランドを争って行なったフィンランド戦争(1808-1809)を基にしているが、その中に含まれる詩「我が祖国」(Vårt land)はフィンランドの国歌となっている。