キルスティ・パルット
(Kirsti Paltto, 1947-)

サーミの女流小説家。サーミ人の伝統的な生活様式や古来の信仰を描いた小説『ソレイケ!私のトナカイ』(Guhtoset dearvan min bohccot, 1986)で、多数派文化に搾取されつつあるサーミ文化の危機を訴え、1986年のフィンランディア文学賞の候補に挙がるなど注目を集めた。