Sinikka Nopola

シニッカ・ノポラ
(Sinikka Nopola, 1955-)

全国紙ヘルシンギン・サノマットの編集者を経て作家へ転身。幼少時代を過ごしたタンペレ界隈のハメ方言や風習をカリカチュア化したエッセー集『たいしたことないって(Ei tehrä tästä ny numeroo)』(2003)や『後の祭り(Se on myähästä ny)』(2004)で注目を集めるほか、妹のティーナ・ノポラ(1955-)と、「ヘイナとトッスの物語」シリーズ(1989-)や「リストとゆかいなラウハおばさん」シリーズ(1997-)といった大人気児童書や絵本も手がける。  姉妹が会話しながら書いているというだけに、児童書のストーリー展開に重要なダイアローグはユーモアに溢れ、ダイナミックで生き生きしている。子どもたちからの支持は厚く、世代を超えて長く愛され続けており、両シリーズ作品は映画化や舞台化されている。また、国際児童図書評議会(IBBY)オナーリストを受賞したほか、フィンランド国内でも数多くの児童文学賞を受けている。