Kai Nieminen

カイ・ニエミネン
(Kai Nieminen, 1950-)

詩人、日本文学翻訳家。日本文学と文化への深い傾倒が詩のそこかしこにかいま見られる。研ぎ澄まされたように呟く言葉は、日々の情景を掻い摘むように人や自然へと視野を広げてゆく。代表作に、『真面目な詩(Vakavia runoja)』(1997)、『最後の真実。すべてについて(Lopullinen totuus. Kaikesta)』(2002)などがある。詩人としてフィンランド政府賞を受賞し、日本文学翻訳家として『源氏物語』から『キッチン』まで幅広く多くの作品を紹介し続ける功績が称えられ、1999年には由緒あるエイノ・レイノ賞を受賞している。