Kristiina Louhi

クリスティーナ・ロウヒ
(Kristiina Louhi, 1950-)

グラフィックアーティストとして数多くの児童書(ハンネレ・フオヴィ、ハンヌ・マケラなど)や教科書のイラストを手がけ、ロウヒ自身、作家としても絵本「アイノ」シリーズ(1984?)や「トンパちゃん」シリーズ(1993~)を執筆し、子どものいる家族の読み物や読み聞かせの絵本として愛され続けており、十数カ国語に翻訳されている。
 瑞々しい配色をパステルカラーで優しく包んだロウヒの絵は、歩いたり、しゃべったり、動き回ったりする子どもたちの前向きな行動を生き生きと表現し、絵から喜びや嬉しさが湧いてくる。新たな表現方法やスタイルにも積極的に挑戦し、水彩、カラーインク、アクリル絵の具などもどんどん取り入れている。表現力に富んだイラストを称えて、IBBYオナーリスト賞、フィンランド絵本賞、最優美書籍賞、ルドルフ・コイヴ賞など多数受賞している。