Elias Lönnrot

エリアス・レンロート
(Elias Lönnrot, 1802-1884)

フィンランドの医師、民俗詩収集家、大学教授。学生時代からフィンランドの民俗詩に興味を示し、『フィンランドの神、ヴァイナモイネン』(De Väinämöine priscorum Fennorum numine, 1827)、『カンテレ、若しくは、フィンランド国民の新旧の詩と歌』(Kantele taikka Suomen kansan sekä wanhoja että nykyisempiä lauluja, 1829-31)などの研究を行なう。その後、民俗詩収集のためにカレリア地方に11回訪れ、その資料を基に、フィンランドの民族叙事詩ともいうべき『カレヴァラ』(Kalevala, 1835)や、叙情的な民俗歌謡選集『カンテレタル』(Kanteletar, 1840)を編纂し、フィンランド語文学の発展に貢献する。