Ilmari Kianto

イルマリ・キアント
(Ilmari Kianto, 1874-1970)

フィンランドの小説家、詩人。1907年に行われたフィンランドにおける最初の議会選挙を、民衆の視点で描いた小説『赤い戦線』(Punainen viiva, 1909)で人気を博し、「民衆作家」として親しまれる。また、貧困に喘ぐヨーセッピの人生を介して社会を批判した小説『リュースュランタのヨーセッピ』(Ryysyrannan Jooseppi, 1924)も代表作である。