トゥーラ・カッリオニエミ
(Tuula Kallioniemi, 1951~)

小学生向けからティーン向けまで幅広い作品を数多く手がける児童作家。友だち関係や取り巻く環境に揺れる子どもの心を、溌剌としたユーモアで的確に捉える。これまでに、トペリウス賞、フィンランド政府賞、アンニ・スヴァン賞、プラッタ賞など受賞し、読者からの支持が厚い。小さな村の小学校を舞台にした「レウフ坂小学校」シリーズ(1997~)では、子どもたちの間で起こるちょっとした問題や事件が、子ども心をくすぐるようなユーモアで語られ、人気を博している。ほかに、小学一年生の男の子を主人公にした「コンスタ」シリーズ(2004~)、小学低学年からの男の子向け小説「トッティとティートゥス」シリーズ(2002~2007)などがある。