Jouni Inkala

ヨウニ・インカラ (Jouni Inkala, 1966-)

詩人。ヘルシンキ大学で文学を学び、博士前期過程を修了。長年にわたる文芸誌や新聞へのエッセーやコラムの寄稿、詩人による年間誌『ハチクイモドキ』の編集のかたわら、詩集を発表しつづける。処女詩集『この縁』にて優れた純文学処女作品に贈られるヘルシンギン・サノマット賞を受賞し、2005年には、フィンランドの詩人に贈られる栄えあるエイナリ・ヴオレラ賞を受賞した。これは、フィンランドを代表する自然詩人エイナリ・ヴオレラの名を冠した詩的業績を顕彰する名誉ある賞である。インカラの詩は十数カ国語に翻訳され、国内では2007年に『一分とその半分の膨らむ宇宙のなかで ヨウニ・インカラ選詩集1992-2007』が刊行された。