ヴィリヤ=トゥーリア・フオタリネン
(Vilja-Tuulia Huotarinen, 1977-)

詩人、作家。タンペレ大学にてフィンランド文学を専攻し、現在、タンペレ労働者学校のヴィータ・アカデミーにて文芸創作を教えている。同アカデミー出身者からなる文芸団体「ヴィータ・サークル」やトゥルク文芸会の議長を務め、文芸誌への寄稿や即興詩グループ「転換者」における朗読など、精力的に活動している。少女が抱き感じる大人への条件や恐怖や自由を描いた、処女詩『ハサミをもって走ってはいけない(Sakset kädessä ei saa juosta)』(2004)は、ヘルシンギン・サノマット文学賞候補作となった。