オッリ・ヘイッコネン
(Olli Heikkonen, 1965-)

フィンランドの詩人。くっきりと読者の意識下へ滑り込み訴えかけてくるような詩が特徴的である。テクノロジーと自然が出会って神秘的なシベリアを旅してゆく処女詩集『ヤクーティアの太陽(Jakutian aurinko, 2000)』、人生の幸福の泡沫を詠った散文詩『大地はいかにして音楽へと変わったか(Kuinka maa muuttui musiikiksi, 2003)』は代表作である。『ヤクーティアの太陽』で、2000年度ヘルシンギン・サノマット文学賞を受賞している。