【パーヴォ・ハーヴィッコ逝く】
2008年10月6日にフィンランドを代表する詩人パーヴォ・ハーヴィッコ(Paavo Haavikko, 1931-2008)がこの世を去りました。
ハーヴィッコは、『遠のく道』(Tiet etäisyyksiin, 1951)を始めとする詩集で、歴史、生と死、女性など多様な題材を簡潔な言葉遊びで表現し、フィンランド語詩のモダニズムを代表する存在となりました。また、国際的な評価も高く、作品の多くが海外に翻訳されています。その他に、小説『瑣末事』(Yksityisiä asioita, 1960)、詩集『木々、その漲る青』(Puut, kaikki heidän vihreytensä, 1966)、劇作では『鉄器時代』(Rauta-aika, 1982)など数多くの作品を著しています。
1978年にフィンランド国営放送がハーヴィッコにインタビューした動画がNordisk forfatteratlasで観覧できます。歴史観についてハーヴィッコが語ってくれています。興味のある方々は、参照してください。
URL:YLE: Haavikko ja historia
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