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 ミンナ・カントの日-男女平等の日

【ミンナ・カントの日とは?】

Minna Canth ミンナ・カント(Minna Canth, 1844-97)とは、フィンランドの女流劇作家です。男性中心の社会で葛藤する女性を描いた劇作『労働者の妻』(Työmiehen vaimo, 1885)で、文壇の地位を確立しました。その後、『牧師の家族』(Papin perhe,1891)、『スュルビ』(Sylvi, 1893)、『アンナ=リーサ』(Anna-Liisa, 1895)などの劇作を同様な視点で著し、フィンランドの写実主義文学の中心的な存在となった人物です。

彼女の功績を称え、「ミンナ・カントの日」(Minna Canthin päivä)が2003年より設けられていましたが、本年2007年より公式にフィンランドの旗日となりました。これによって、ミンナ・カントは自分の名前のついた旗日を持つ、初めてのフィンランドの女性となりました。「ミンナ・カントの日」は、「男女平等の日」(tasa-arvon päivä)とも呼ばれ、女性の地位向上を考える日です。なお、この日のスウェーデン語の名称は「Minna Canth-dagen, jämställdhetsdagen」です。

【作品のダウンロード】

ミンナ・カントの作品は、(著作権も切れていますので)Project Gutenbergよりダウンロード可能です。興味のある方々は、どうぞお読みください。


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