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2006年度フィンランディア賞!!シェル・ヴェストへ!!

Där vi en gång gått

【2006年度フィンランディア文学賞】

フィンランディア文学賞(Finlandia -palkinto)は、フィンランド書籍財団よりフィンランド人による称賛に値すべき小説を称えて、毎年贈られる文学賞です。賞金は、26,000ユーロ。1984年に設立された当初は、純文学のほかにエッセーなども受賞対象でしたが、1989年よりノンフィクション文学を対象としたノンフィクション・フィンランディア賞(Tieto-Finlandia -palkinto)が設立されています。毎年、フィンランディア賞受賞作品選考委員会が設置され、最終的には候補作品を6作品に絞り、小説のみが受賞対象にりました。1993年以降は選考委員会長によって受賞者が決定されます。過去の受賞者については、こちらをご参照ください

2006年度の受賞者と受賞作品は、シェル・ヴェスト(Kjell Westö)の『一度訪れたところ』(Där vi en gång gått / Missä kuljimme kerran)に12月7日の選考会で決定しました。1900年初頭から40年代にかけて都会に暮らすスウェーデン系フィンランド人の社会を通して、フィンランドの歴史や社会が描かれています。


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