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ヘイナとトッスのクリスマス―フィンランドからのお便り―

佐古さんのイラスト

ヘイナとトッスが、日本の読者のみんなへお便りを書きはじめて、はや半年。毎月一通、フィンランドから届くお便りには、フィンランドの文化や暮らしが語られています。

フィンランド人の夏の楽しみって、なんだろう。長い夏休みと夏至への想いは、とても格別なものです。グリルソーセージにサウナ、湖岸に燃えるコッコという松明に、夏至の七草うらない。幻のように短い夏が過ぎると、きのこ狩りやもみじ狩りにふたりの心は逸ります。長靴をはいて、暖かい格好をして、白樺の樹皮でできた籠をさげて、きのこのガイドブックをたよりに、森の宝物を見つける喜びは、なんと大きいことでしょう。そして、シナモンロールやりんごパイやバターの瞳パンで、アリプッラ姉妹と紅葉の美しさに感動します。初雪は、あまりに早く沈んでしまう太陽からの贈り物のようです。寒くなってゆくばかりの日々を前に、父の日には、大好きなお父さんに似顔絵を描いたり手紙を書いたりして、家族の大切さを確認しあいます。

そして、いよいよクリスマス。夏至と同じくらいフィンランド人が心待ちにしている日です。そのクリスマスの過ごし方を、ヘイナとトッスがいつもより長めのお手紙にまとめました。

青い鳥文庫スペシャル短編集『あなたに贈る物語(ストーリー)』と題したアンソロジーに、ヘイナとトッスからのお便りが、青い鳥文庫で人気の作家さんのお話とともに、そっと載っています(11/22頃発売予定、 詳細はこちらから)。今回は、作者のノポラ姉妹から読者のみんなに宛てたクリスマスのお手紙も掲載されます。

一足早い、ふたりからの冬の便りは、期待と喜びと温もりでいっぱいです。


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