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今年でムーミントロールは60歳の誕生日を迎えます。なんだか還暦のムーミンは想像しがたくも、こんなにも時代を超えて愛され続けてきたムーミンの魅力には、ほかを追随させないものを感じます。 この記念すべき60周年に、講談社と筑摩書房が共同で「ムーミンブックフェア」を開催することになり、ご連絡を頂きました。トーヴェ・ヤンソンさんのお誕生日である8月9日を「ムーミンの日」と定めて、「ムーミン誕生60年の集い」が盛大に開かれます。トーヴェの姪っ子で『少女ソフィアの夏』のモデルとなったソフィア・ヤンソンさんのスピーチや、ムーミンの声でおなじみの岸田今日子さんの絵本の朗読、そして、トーヴェの貴重な映像をムーミンの翻訳者である冨原眞弓さんの解説を交えながら、ムーミンを見て、聞いて、話すイベントです。

日時：2005年8月9日（火）13:30～15:30 会場：紀伊国屋ホール（紀伊国屋書店　新宿本店4階　tel:03-3354-0141） 入場料：1000円（全席指定） チケット販売：チケットぴあ「Pコード 604-482」/ キノシケットカウンター（紀伊国屋書店　新宿本店5階） 出演者：ソフィア・ヤンソン、岸田今日子、冨原眞弓 共催：講談社・筑摩書房 8月10日から開催される新宿伊勢丹本店で「ムーミン・プレミアムコレクション展」を始め、そのほか各地でフェアやイベントが予定されています。詳しくは、公式HP「ムーミン谷へようこそ 」にお立ち寄りください。

上記を祝して、7月10日に記念本『ようこそ！ムーミン谷へ』（講談社）が刊行されます。 こちらは、ムーミン谷博物館のミュージアム・エデュケーターであるミルヤ・キヴィ氏が、長年にわたって携わってきたトーヴェ・ヤンソンのムーミン世界について、分かりやすく丁寧にまとめたムーミン作品の概説本（1998年刊）です。

ムーミンの生みの親であるトーヴェ・ヤンソンの作家と芸術家としての歩みや、国内外におけるムーミン作品を紹介し、また、ムーミン作品の地図の変移や動植物体系、住居形態や住人に焦点を置きながらムーミン世界に迫ります。 同書には、トーヴェより寄贈されたムーミン原画をはじめ、トゥーリッキ・ピエティラを中心に制作された立体的なムーミンタブローの魅力や、ムーミン屋敷ができるまでの逸話について写真を添えてご紹介しています。付録として、トーヴェ・ヤンソンに贈られた賞の数々、現在までに刊行されたムーミン作品、そしてムーミンタブローの名称の一覧表が添付され、ストックホルム大学ボウェル・ウェスティン教授によるムーミン物語における芸術形態の相互作用についての記事を掲載しています。

友情と愛情、冒険と好奇心、そして自然との共生と自由な孤独に、いつだって誰だって感動を覚えてきました。その感動に立ち返ってみませんか？ドキドキとワクワクに満ちた童心を、ムーミン谷のすてきな仲間たちといっしょにもう一度感じてみませんか？