KIRJOJEN PUUTARHA
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ニュース2004年度カレヴィ・ヤンッティ賞 ミッコ・レンミネンとアキ・サルメラへ
いずれも新進気鋭の若手作家で、フィンランド文学界に新たな風を吹き込みました。詩人として出発した(これまでに三作の詩集を刊行)リンミネンの処女小説は、ヘルシンキのカッリオ地区を浮浪する3人の男の一日の物語です。彼らを取り巻く社会背景や環境、そして社会の反応から浮き彫りになる三人像が、細部にわたって叙述的に描かれた作品です。また、ジョン・アッシュベリーなどの翻訳家でもあるアキ・サルメラの処女詩集は、規定の枠にとらわれずに言葉の自由な遊びや可能性やインタラクティブ性がかいま見える作品です。
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